2012年5月28日月曜日

2012BRM526中部600km完走

愛知県一宮市から鳥取市までの往復600km。
昨日の昼3時半ごろ帰ってきました。
記録は34時間26分。

毎回過酷過酷とブログにも書いてきましたが、今回で最後です。

行程は長かったですが、いろいろ感想をサクっと簡単ながら書き記したいと思います。

138タワーと日の出。出発前の空。
とはいえ、長いレポートになります。

土曜日は朝5時出発。
前日に会社のミーティングで早く帰ることができず、寝たのは4時間くらい。
深夜3時起きして、スタート場所に向かいました。
スタート前風景。おだやかなものです。
なお、今回準備した用具は、
・輪行バッグセット(リタイヤした時の為に万が一)
・チューブ3本
・チェーンオイル
・予備のブレーキシュー
・チェーンカッター(小型携帯用)+チェーンのコマとピン
・他いつものタイヤレバー&工具セット
の上記をフロントサイクルバッグとサドルバッグに収納
これが自分のロングライド最終スペック?
ステム上にスマートフォンバックをくくり付け、予備バッテリーやライトを収納してます。
ペダルはkredoからSPD-SLのカーボンペダルに交換。
シューズはSIDIで行きました。

服装の類は、雨の心配をしていなかったので、ウインドブレーカやレッグウォーマといった最小で用意。
あと、目的地(鳥取)で休む為にタオルを用意。
かさばるので、いつものウエストバッグではなく、リュックサックを背負います。

リュックに余裕があるので、一眼レフも持って行きました。

せっかくだし、カメラに残さなきゃね・・と自分に言い訳しつつ・・。

レンズはズームではなく、15mmと35mmの単焦点2本。
二つで350g以下で軽量。リュックに多少とも小さく収まるので、チョイス。
しかしながら、レンズを交換してる暇なんて無かったんですが。(激汗
行きは15mmの広角メインで撮って、帰りほんの僅かに35mmを使ってます。

行きの計画は、300kmを平均25km/hで走れば12時間。足す休憩時間1時間で、13時間で走れれば、18時に鳥取砂丘が見れるので、これを目標にしました。

スタートして、最初の伊吹おろしを耐え、関ヶ原を越えてからは、順調にave 30km/h程度の速度で進んで行きます。

主催スタッフの言うところ、「ほぼ平地」で、トンネルを多々通りますが、林道のつづら織りみたいな坂がないルート。

そのため、参加者のペースもさほど変わらず、PCでは同じ様な顔をいつも見るような状態でした。

別に集団で走行したいと思ってないし、走りながら携帯食料を食べたりしているとペースが乱れて人のペースを乱すだろうから、どちらかというと人に差をつけて走りたい性格。

120kmの小浜湾の眺め
150km地点、舞鶴で時計10時半の5.5時間という計画より速いペース。

先週も走った琵琶湖から熊川宿の峠、小浜市までは追い風というのもあり、自分ってこんなに速く走れたっけ??と錯覚するほど。
平地とあまり強くない風という好条件、気温も上がり過ぎず、20℃前後で快適な午前中。

舞鶴港は海自の護衛艦とか泊まってますね。軍艦は男のロマン?
舞鶴市はさすがに京都の印象も感じつつ、南方へ向かいました。

国道175号から国道9号に移ったとたん、「あ、道ワル〜」と直感する。

どうも京都から繋がる道が他にないらしく、トラックトレーラーがガンガン通ります。

その為か、道が細かく波打ち、自転車で通るとガタガタです。

一部整備された道もありますが、基本はガタガタ。

しかし、鳥取までの最短コースだというし、我慢我慢。

さて、ペースは快調でしたが、230kmくらいから峠が3連続始まります。

「よう来んさった兵庫の屋根へ」という看板がありました。
これがまた、後半の疲れた脚にしつこく来る峠道で、「まだか?まだか」と念じながらピークを越えるまで耐え忍ぶ道でした。
ピークも結局トンネル内で、登った達成感やら皆無のヒルクライマー拒絶の道。
トラックも多く、埃っぽいトンネルで、なんともし難い。

登り序盤?のループ橋。
登りでペースは落ちますが、今までの貯金の分、割と計画通りに進めれました。

主要な峠を越えて、鳥取県に入ります。
ここから下りだけだと思いきや・・・
ちなみに、上の写真のポイントで、285km地点。17時ジャスト。
ここで、折り返してきた”三船さん”に遭遇しました。
「頑張って下さい」と声をかけてカメラを向けたが、シャッターは切らず。
肖像権とかふと頭によぎって撮らないのは自分が弱虫だから??

もう鳥取県内、1時間もあれば余裕よ〜と思いきや、ここからやや向かい風の、ちょこっとアップダウン有りな道。

しかしながら、なんとか計画通り、鳥取砂丘を眺める事ができました。

夕方の砂丘。
このときの為にわざわざ一眼レフを持っていった様なもの。
ちゃんとバイクで記念撮影(照
砂丘を眺めて直ぐに下れば鳥取市内、PC6の折り返し地点。

スタッフの方に「良いペース」とお褒めいただきました。
そういえば、途中ブルベカードを落としてしまい(名前と住所とPC地点が記載されたカード、有人PCチェックの場合無くすと走行自体が無意味になる)かなりパニックしてしまいましたが、走行証明のコンビニレシートがあれば良いと言う事で、PC6で予備カードをもらい事無きを得ました。
どうもスタッフさんにはお騒がせ&お手数お掛けしました。

で、雑談しつつ休憩の計画を決める。

腹案は温泉施設の仮眠コーナーで僅かでも寝るというプラン。

とりあえず、こんな所。
鳥取駅前付近の老舗的な所より、ざっくりとしたチョイス。
下調べしたときも、温泉施設はどこも23時くらいまでで営業終了する。
ので、19時くらいから4時間くらい休めたらとか考えつつ温泉に入る。

ここからいろいろ計算違いが起き始める。

食事も施設内にあるので外で食べずに来たら、唯一の飲食店が団体宴会の応対をしており、30分以上食事待ちしなければならなくなる。
さらに、レストルームは大音量TVや他の客の騒ぎのせいでまともに寝られず、2時間横になったが、寝れたのは30分くらい。
22時半には出発の準備を始めて23時に鳥取出発を決める。

睡眠がほとんど無いが、身体は温泉でほぐれているという、妙なコンディション。

23時折り返し出発は、他の参加者とも被って人の尾灯やら見ながら深夜の国道を走る。

交通量は昼間より少ないとはいえ、飛ばすトラックが多く、危ない目もあり、大変でした。
気温は12,13℃くらいで寒く感じる。登りでないと歯がガチガチと震える。

PC7(行きのPC5)まで来るとコンビニの外でシートにくるまり仮眠中の参加者がいたりするが、結構寒い状況で、野宿は辛いところ。

自分も睡眠不足が祟って390kmほどの地点、真夜中2時半に道の駅「但馬楽座」自販機スペースのベンチで仮眠。本当に真っ直ぐ走れ無いほどモウロウとしてヤバかったです。

仮眠は1時間で目が覚める、瞬間的に意識だけ途切れた感じ。

あとになって考えてみれば、この場所で仮眠をとるべく野宿用の準備をしていれば、丁度寝やすい時間帯に仮眠が取れたかもしれないと思った。でも、その場で判断できるほど経験は無いので仕方が無かった。

あとの帰り道は淡々と何も印象ないです。
朝5時くらいの朝飯。暖かいものが欲しくて。
帰りの国道9号の道の悪さ、比較すればもっと悪い道もあるのでしょうが、幹線道路が悪いのは行政の怠慢だろ〜とか、この時はネガティブな思考ばかりで走ってましたね。

こんなことをしていてなんになる、とか。

9号線を離れて道の状態が良くなると、調子を上げて走り、もしかすれば13時台にゴールできるのではないかと踏んでいましたが、小浜〜敦賀の27号線あたり向かい風で減速、で、さらにミスコース。

それも気付くのが遅く、9km折り返しで18kmも余分に走ってしまう。
道が悪くて向かい風で交通量も多く、メーターばかりみていて看板に注意が行って無かった。

一つの失敗で自分の目論みが潰えた気分が出て、テンションダウン。
さらに熊川宿の登りも向かい風、道が狭く、トラックにクラクションまで叩かれて凹み。

も う ど う に で も な り や が れ ! !

と、気持ち的に吹っ切れました。

とはいっても、身体の疲労はずいぶん蓄積され、450kmくらいから膝が痛み始めて、お尻も座り過ぎで痛い。
ダンシングのパターンを変えつつ誤魔化しながら走る。


なお、個人的シークレットミッションを完遂しました。
つるやパンの「サラダパン」
せっかくルート上にパン屋があるので買いました。

食したのは一宮市内ででしたが、まあB級?

最後の方は疲れて固形の嚥下(飲み下す)がやり難くなっていてちょっとびっくり。

大垣〜一宮市内の通過が14時で、気温が上がりもうちょっと早く午前中に通過していればよかったのにと後悔千万でした。

ゴールは15時26分くらい。そういう記録になってます。


サイクルコンピュータの数字は
走行距離 638km
走行時間 24:58
平均速度 25.5km/h
でした。

これで、ブルベの全予定を消化したわけですが、感慨というのはまだ無いです。

今日月曜日は有給を取ってバイクの整備なりして過ごしましたが、こういうブログでの記録を残すことが、一番の感慨となるかもしれません。

とりあえず、こんなところで。


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