ガラス玉といってもカメラのレンズではありません。(^^;
「師弟関係」という所でちょっとした興味があって、図書館で借りて読みました。
他の作品も収めてあり、「シッダールタ」、「知と愛」も併せて読みました。
西洋文化圏の人なのに、東洋的な瞑想と呼吸の関係を説いていたり、
精神的探求の行き着く境地がとても虚無的というか、「空」的な意味だったり、
宗教を語る為にキリスト教の常識を疑い、仏教の悟りを追求しようとするあたりの、
ヘッセの凄さを感じました。
でも、読んで虚しさが・・・本を読み知識を得る事、機転の利いた話をすること、
緻密な文章を書ける様になる事。
優れた事を目標にしても、しょせん虚しいという感覚が文章から染み出ていて
楽しく読めるというより、人生は難しいと説教を聞くようでした。
とはいえ、こういった虚無的作品も読めてきたので、次はナボコフ先生のあの
作品を借りました。
筋膜の勉強・・・まあ、ぼちぼち。
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