ハッチンソンのFUSION3にて、タイヤのサイドウォールから
細かく気泡が出てすぐに空気が抜けてしまいます。それも全周にわたって。
サイクルベース名無しのタイヤレビューにも同じ症状の投稿がありました。
どうも個体差みたいです。
半年以上前に買って放置していたので、不良品扱いもする気にならず、なんとか使えないかと無い知恵しぼってみました。
そもそも、このタイヤは固くて本当に手だけではビードが入りません。
IRCのチューブレス専用タイヤレバーまで買って組み付けますが、相当強い力でタイヤを引き延ばしながらはめ込む為、タイヤのゴム基質にマイクロレベルでのせん断が起きていても不思議は無いのかもしれません。
では、そのせん断した隙間を何かで埋めてしまえば、ちゃんと使えるかも?というのが錯誤の始まり。
let's try!
1.絵の具・・・タイヤをはめる時に塗る石鹸水と一緒に混ぜてみて、駄目でした〜。
2.整髪料・・・「寝癖直し」というような糊成分を期待して、タイヤとリムの隙間に少量充填してみたが、水と一緒に吹き出てしまう。
3.木工用ボンド・・・タイヤの裏側に塗って乾かし、填める時の水で解けて空気抜けを塞がないか期待したが、無駄。
よく自転車快適ツールとかで紹介される「パンク防止充填剤」が確実なのだろうが、あれは揮発させる溶剤を使っているし、ゴム材にどのくらい悪い影響を与えるか不安。かつ、失敗すると接着剤がまき散らされて惨事となった例を知っているので敬遠。
もうクリンチャータイヤとして通勤用にしてしまえばと諦めていましたが、最後「植物油脂」を試してみる事にしました。
注意:決して真似しないほうが賢明です。
たまたま持っていた塗料用の亜麻仁油。
木工品のつや出しに使われるものだし、ゴム等に悪影響は無いと推察して使います。
しかし油が染み出てきたらスリップ必然、危ないじゃないかと思いましたけども、多分扱える分子が大きい液体はこれしか無いと覚悟しました。
いったんタイヤをはめてからエアを入れてビードを上げ、その後空気を完全に抜いて、ビードが上がったままの状態を保ちつつ、エアバルブのコアを取り外して、油をちょっとずつ充填。
バルブは細いので根気が要ります。
本当に適当な量(計る気がない)で止めてバルブ周りを拭き取り、コアを取り付けて軽く回して均一にタイヤ外周へ行き渡らせてからエア注入。
結果・・・とりあえず良好。
初期エア圧 7bar
一日経過 6.3bar
二日経過 5.9bar
これだけエア保持できれば、実用的でしょう。
油を中に入れたのでパンクしたら吹き出してとってもマズい状況にならないかと後から気が付きました(遅っ
ただ、亜麻仁油は一日経つと重合・酸化し、固形化するようなので、逆に、タイヤを取り外すときバリバリに固まって面倒になっている気もする。
なんにせよ、あまり人には薦められません、参考程度の情報になれば・・・ならんか。
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