2013年10月4日金曜日

ドイツ旅行 その4

カレンダーでは9月の18日、19日の行程。

旅行5日目からの内容です。

移動と観光で5日目は内容薄いですが、6日目は博物館めぐりをしたのでそれなりに写真をアップします。


この日は、朝ストラスブールを出発して、ドイツに戻り、カールスーエで乗り換えて、ミュンヘン行きのICEに乗り、Stuttgart(シュツットガルト)でチームが別れ、自分達はさらに乗り換えてUlm(ウルム)で観光、観光後にNurnberg(ニュルンベルグ)まで足を伸ばして一泊という予定。
乗り換えを重ねてウルムに到着。
シュツットガルトまでは2時間くらいで着いたのだが、この日は列車が全体的に遅れたらしく、乗り換えで予定していた列車が出ないことに。
で、ドイツ語分かる人がチームに居るので調べてもらったところ、なんとか別ルートの列車でウルムへ向かえるらしい。
切符は乗り放題のレイルパスなので、とりあえず列車に乗り込み、普通列車風のゆっくりした旅に。

さらに2時間かけてウルムへ到着。
もう昼過ぎになっていた。
観光をするため、スーツケースはコインロッカーへ預けて出発。

駅で有料トイレに入りました。コインを入れてゲートを通過するだけでしたが。

ウルム駅前通り。結構人が多く、近代的な街。

大通りを歩けば大聖堂に辿り着く。

大聖堂に登る前に腹ごしらえ、スペイン風で魚介のパエリア。
昼過ぎ2時近くになると、食事をする客も居なくて、飲食店の店員のやる気も無さげ。

まあ、サービスは仕方ないとして、なぜかドイツでスペイン料理。それも米料理を食べる。
米は期待しなかった通り、長粒種的なもっちり感の少ない米とみんなで批評。

日本人的に、米にはうるさくなるみたいでした(笑

大聖堂目前に、DA15mm広角でフレーミング。
この日、大聖堂は工事中というのもあって、3段階ある高さの2段階目までしか行けないよ。との売り場の兄ちゃんの説明。
その分、入場料が割安にされていた。
まあ、せっかくなので登らにゃソンソン。とばかりにまた、ストラスブールの時と同じく、狭い階段をひたすら気分悪くならないように登ります。
1段目くらいの高さから、駅と大通り方面。DA15mm

2段目の高さから、駅方面。

ドナウ川方面。
2段目の塔の中、実は吹きさらしで風が強い。
3段目の教会建築高さ世界一の所までは行けませんでしたが、海外初心者、ゴシック教会初めての自分にとっては充分な体験が出来ました。

景色も見納めて、階段を降りて教会内部を見物。
相変わらず天井が高い。

大天使だろうか?武装して悪を罰する構え。

補修工事中ですが、さすがの迫力でした。

くどいほどのゴシック装飾も印象的でした。
同行していた女性メンバーが塔の上り下りで体力を使ってしまったので、休んでもらって自分とあと一人でウルムの街を散策。
夕方前にして天気が晴れて来る。
肉屋の塔??または教会建築。

市庁舎だったかな〜。

アインシュタインの泉。露出過多。
ネットで調べていた観光スポットを目指していたのですが、実はドナウ側沿いの町並みに職人の店やスズメの公園などがあり、面白い場所だったらしい(後日、別部隊が観光しました)
自分は「アインシュタイン」というキーワードだけで泉?探しをしただけで終ってしまった。泉というほどのものでもなかったし。
大聖堂で休んでいたメンバーは晴れた大聖堂で記念撮影とかして楽しんでいたし、ちょっと自分的には残念な日に。

ウルム駅まで歩いて戻り、メンバー合流。

18時過ぎでもまだ明るいが、ニュルンベルクに向かいます。
しかし、今日は全体的に列車が遅れているようで、途中の駅で足止めされる。
Ellwangenというところ。なにか観光という訳にも行かず。
「列車の遅れは15分」とかドイツ語でアナウンスしていたようですが、次のアナウンスは25分だったり、いろいろ混乱していたらしい。
待ち時間はとりあえず駅のキオスクに入ったのだが、なぜか雑誌が凄く充実していた。
カメラ・電子工作・サッカー・自転車(MTB系多し)・映画、芸能ゴシップ・ナショジオ等々。
時間を忘れてしまい他のメンバーに呼び戻された。
日本の情報も無いかと物色してたら、”ヤングアニマル”系の漫画ドイツ語版が売っていた。いわゆるエロい奴。
日本のエロ強え〜と少し感心。あとベルセルクも最新刊があったかな。
呼び出されて行ってみると荷物番をしてもらっていたドイツ語分かる人が地元のおじいさんに絡まれてしまっており、なんとか引きはなそうとしたが、結局列車が来るまで付きまとわれたw
悪意はないが、意図が読めないとどうも不安になるらしい。
まったく話せなくて異文化コミュニケーションを無視する自分が言っては駄目だけど。

ということでいろいろ足止めされつつ、ニュルンベルクに到着したのが夜10時前。

駅の直ぐ裏にあるホテルにチェックインしてまずは夕食する場所を探す。

時間が時間だけに、開いている店に不安があったが、街の正面旧市街の居酒屋系の店は地元の人向けか遅くまでやっていて、なんとか食事にありついた。
居酒屋?カフェかも。

ニュルベルク夜景。月が出そうで出ない。

ニュルンベルク名物の焼きソーセージ。
移動で疲れたせいかビールがやたらと美味しい。
ソーセージも乾燥している空気で食べるせいか、脂もスルスルと胃に収まってしまう。
ちなみにソーセージの皿に付いてくる黄色いカラシはまったく辛くない。逆に白い西洋ワサビは強烈に辛い。油断してるとやられます。

食事を済ませてホテルで一泊し、翌日はニュルンベルク観光。
ホテルの窓から中秋の月。135mmトリミングですけど。
翌朝、7時頃に朝食に出てみるが、ここはビジネスでやって来る人が多いのか、ビジネスライクな男性陣が多かった。
行動も早い様で落ち着かない朝食を終える。
旧市街へは地下道で駅を抜ける。文字の上にハト避けの針金が立っている。

昨夜のカフェ付近。朝の活気が出てます。

朝の町並みを歩くのは気持ちがいい。

中央広場には教会があり、でも今回はスルー。

観光目的のカイザーブルク城。
この街は高低差のある石畳の道で、とてもレンタサイクルなどでは廻れなさそう。
でも地元民は太いタイヤの自転車でさっそうと走っていました。

カイザーブルク内部。最初の会議場。
 朝早いせいか、まだ他の観光客が居ないうちに城内探索開始。
城の聖堂。立体感が凄い。

宝物展示室。

いろいろ皇帝の権威を示す宝物が。

王冠とか。
代わって武器展示。


プレートアーマ全身展示が数体も。

狙われた!

武器以外にも天文観測器具みたいなものが展示されていました。
時間を忘れる感じで展示を堪能しました。
外へ出ると周囲の景色を堪能する観光客だらけに。

城の塔まで登れることができ、市内の景色が堪能出来る。

城の入り口付近を見下ろして。
とてもブログでは紹介しきれないほど見所があり写真を撮りました。
この城はアルザスのオーケニスグブールとは違い、街の城でもあり、また戦争で一度破壊されて再建された城だそうで、戦の城という感じではなく、城塞に博物館を合わせたような建物でした。
そういえば、入場チケットを買った受付の時に「日本語ガイドは無いの」と聞いたら、「来年は有るよ」と返事をされたそうで、ホントかなぁw

城の後、4人チームが二つに別れ、自分は近くの「アルブレヒト・デューラーハウス」へ行きました。
カイザーブルク城を周囲を辿ってすぐ。

デューラーハウス。
日本語の音声ガイドが有ります。

絵画の中央の人物がデューラー。

「画家の仕事場」という部屋。
アルブレヒト・デューラーは版画「メランコリア」とかが好きで知っていて、ニュルンベルクに行くなら訪れたいと思っていました。
期待したほど彼の作品を鑑賞することはありませんでしたが、地域の人々が彼の住処を残し、当時先端的な仕事をして名を挙げた人物の人となりを忍ばせる様な教導的な部分が感じ取れた気がします。

さて、午前の観光が終わり、別チームは買い物で楽しんでいたようで、合流して昼食に。
ニュルンベルガー ブラートヴルストホイスレ?店の名前が??

ハート型の鉄盆にソーセージが24本。まだおかわりしました。

店の中央で焼いて、焼きたてを持ってきてくれます。
飛び込みで入りましたが、「1時間だけだったら予約席使っていいよ」という事で、奥の席に入れました。
ニュルンベルガーソーセージは昨夜と同じですが、微妙に炭っぽい感じがした。
焼きたてだし、常に網に火を入れているみたいだしね。
ビールも含めて美味しく堪能しました。

さて、長くなりましたが後、午後の観光が残っています。

またもチーム分けし、男二人で交通博物館(DB museum)へ。


博物館入り口。2階建てだけど広そう。

鉄道にまつわる様々な展示が有りました。

ドイツ国内の路線成立の順番が記載されたパネルです。

昔の客車がどんと展示。入れないけど。

鉄道機関の模型。一つ一つの展示が細かく凝っていました。

図面や引き延ばした写真とか、分かり易く。

当時の旅装とか凝ってます。

機関車模型。大きい。細かい。

さらに同じ2台で見えない裏側まで展示。

ドイツは第3帝国と敗戦の歴史を疎かにしない。

被害があって、再建がある。そんな感じを受けるブース。

ディーゼル車の模型。

子供向けで鉄道模型ジオラマがありました。時間で動かすようでしたが。

駅の待ち合い室再現。高級っぽい雰囲気。

ドイツで最初の運行をしたアドラー号の展示。

隣りにICE(模型)と新旧比較。

機関車のカットモデル実物大が。やることが徹底している。

駅の構内に繋がっている様な錯覚。

実物を堂々と展示出来るゆとり。大陸ですね。

車輪はとにかくでかい。1m50cmくらいなかったか。

機構部もゴツい。そして仕上げが丁寧。

お召し列車?豪奢な装飾。

入れないが外から眺められる。

本当にこんなのが走っていたのか、今ではファンタジーみたく感じる。
博物館には2時間くらいいましたが、ひたすら眺める、写真撮るので楽しみました。
屋内展示を撮るには広角15mm(換算23mm)がとても使い易い。
K-01は一眼っぽくないし、気軽にぶら下げて撮れるし、持っていって良かった。

この日はホテルに17時半に戻る予定で、DB博物館を出たのが16時。

ちょっと時間が空いたから、他の博物館でも入ろうかと寄ったのが、"Germanisches National Museum"(ゲルマン国立博物館)
エントランス。現代的雰囲気。

一階フロアは4×5分割したフロアで宝物の展示が数々。

デューラーのプロポーションについての著作の展示が。

もうここは教会。

ゴシック芸術の展示が数々と。

とても多くて一つ一つ鑑賞できませんでした。

絵をコレクションした絵。

中庭。教会建築の名残が分かります。

様々な「鍵」の展示。滅茶苦茶凝っているよ。

生活品も展示。なぜ空中にワニ?

別の中庭には石像の展示。

大聖堂を登る狭い階段の断面が分かる。

行けば行くほど奥行きがあって見切れない。

ここも宗教芸術のエリア。

片隅にひっそりと日本の物発見。
鎧兜も。とくにキャプションが無かったし、特別由来の無いものかもしれない。

陶器往来ものの部屋。点数多い。

中世の楽器。チェンバロか。絵画と合体している。

どこの楽器店?というほどの様々なピアノ・楽器が。

ハープとか豪奢すぎる。

とまあ、とてもじゃないが1時間では見切れない。
あまりに広いためか、他の入場者を見る事が少ない。
17時ぎりぎりまで居て鑑賞しました。

歩いて駅を渡ってホテルまで戻り、予定通りにニュルンベルクを発ちます。


あまりにも頭に詰め込んだために頭が疲れました。
駅の自販機で2€(約300円)のアイスクリームを買う。
お味はまあまあ。ハーゲンダッツのほうが良いかな?
次に列車で向かうは、旅の終着München(ミュンヘン)南ドイツ バイエルン州では最大の都市です。

ICEで1時間30分ほど。

あっという間で着いてココはどこだと思ってました。マリエンプラッツです。
ミュンヘンで今回の旅行メンバーが合流集結。
再会を祝して・・・という訳ではなく、とりあえずみんなで夕食。
毎日ヴァイツェンを飲みます。後ろの黒い飲み物は飲めない人の○ーラだよw
ミュンヘンは2日後に「オクトーバフェスト」という世界最大?のビール祭りを控えており、旅行もそれに合わせていました。
ホテルは市内でという希望でしたが、近い所は人気で取れず、郊外のホテルへ泊まる事になりました。

ということで、短く感じた長い旅行も最終行程。

ミュンヘンでの内容を投稿します。

次回へ続く。


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