2012年7月24日火曜日

休み・・・

日記です。
週末と、月火と、会社の休みでしたが、自転車は50kmも乗らなかったーΣ(゚Д゚)
30kmは乗ったと思いますよ、自転車屋まで片道10kmですから。


土曜日は雨、雨沢へ行く気も出ず。
日曜日も朝雨が降って、レーパン履く気が出ず。


継続させるために、自分に問いかける。
なぜ自分は自転車に乗るのか?・・楽しいからだけど、今は乗ると暑いし辛い。
努力って大変ですね。


雨の日は、部屋で主に読書。
橘玲 氏の「(日本人)」(かっこにほんじん、と読む)を読了しました。


感想は長くなるので分けます。




相変わらず世界情勢を的確な筆致で解説してもらえている。
また、論拠となった文献は丁寧に個々の章末で記載しているので、そこから読む範囲を広げて行きたいです。
まずは、サイードの「オリエンタリズム」や、J.M.ブキャナン、山岸俊男 氏などの本から読んでみたいですね。


内容については・・
自分が読んだ事のある日本人論からの話になりますが、「日本人とユダヤ人」「氷川清話」、司馬遼太郎氏の「この国のかたち」他、坂口安吾の「堕落論」、「喪失の国、日本」
と、主立ったものは挙げればこの位。
逆に「菊と刀」は読んでいないし、本屋で手に取って面白そうと思った本しか読まないので、自分は偏った知識なのかもしれません。


橘玲氏の主張する「世俗性に長けた日本人像」というのは、特に驚く事無く、そういうものだろうと思いました。
「滅私奉公」という日本人像はかなり歪められた形であって、本質公共の利益よりも個人の利に聡い。
当たり前の感覚ではないですか?


ただ、ルールを守らないと損害を受ける事が明白なら、自分の利益の請求はどこまでも抑えられる。損得勘定すること、責任を負うかもしれない状況を避けようとする傾向は、日本人の特性なんだと、とても納得出来る。
重荷を負わないけど、相手に少しでも与えられるものがあれば、日本人は親切になることができるし、将来的な損失を目の前に計上されて、それでもみんなの為に努力せよと命じられたら、なるべく手を切って逃げ出すような傾向。


まあ、こういう日本人特性は置いて、目下の問題は、政治と経済の行き詰まりという点にちゃんとスポットが当たっていて、今の政策困窮は日本人的特性の結果であって、この特性を変える様な大きな変化が無い限り、ずっと過去を失い続ける。という様な論調は、てとても説得力がありました。
ただ、「日本人全体」の問題となるので、どこからどう解決される(する)手立てがあるのか?「今後10年以内に起きる大きな変化」という予測もあり、少々不安げになりました。


・・・あとは、全然別の話ですが、休みをちょっと特別にしたくて滅茶苦茶久しぶりに独りで映画みてきました。


おおかみこどもの雨と雪
やっぱり、映画館はカップルで行くものですね。(大汗


で、感想ですが、主人公の母親となる女性があまりに出来る人なので、感心半分、不信半分くらいでした。
あと、生活感が凄いというか、親子生活を描くので住宅事情やらご近所やらいろいろ設定が細かい。
また、子持ちの若い女性が一から畑を始めるという行程を描いてますが、これは本当に大変そうで、野菜って身体を目一杯働かせて作っているんだと思わせる作り込みでした。
そういう細かい所を納得させる部分はとてもクオリティ高いです。
見る前に、「映画で現実逃避でも・・・」とか考えもしましたけど、見たら逆にリアルに「女性の苦労」を感じてしまったかもしれない。


まあ、とはいえ、映画館で見て損をする様な作品でないと思いました。

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