2015年5月8日金曜日

2015GW中日本縦断ツーリング(後編)

4月30日に名古屋から金沢自走して一泊してのその後です。
金沢駅横の宿泊したホテルにて。
写真も多いのでサクサク行きます。

今回は、「北陸新幹線(W7系)に(空いてる時に)乗ろう」という思いつき。

十分に堪能してきました。
新幹線ホームの標識。

列車がホームに入ってきます。

7時46分発のかがやき504東京行き

車内はこんな風で空いていました。

発車前に最後尾を撮る。
あまり鉄道には詳しくないので、見るべきところを見てこなかったのかもしれません。

特に座席を立ってウロウロしたくもなかったですし。

まあ、新しい車両で、長野まで1時間20分の乗車時間は楽しかったです。

時間が短く感じて長野です。
さて、ここからは自転車旅行再開です。


ルートはこちら。


本当はルートを鬼無里を通過したかったのですが、ルートポイントを間違えたのか、ちょっと南下したルートになってしまっていました。

そんなルートになっているとは気がつかず、まずは長野駅で自転車組立て、9時半出発。

善光寺の駐車場渋滞を横目に見つつ、どんどん坂を登ります。

地図上では「バードライン」というのが走りやすいのかと思っての鬼無里ルート。

しかし、とんでもない間違いでした。

恐怖!激坂七曲り!!

ちなみに走行ログの拡大がこちら。。斜度29%なんてなかったんだ・・・。
約3kmを高度300m登る坂。どこのあざみ野だっ!!っていうくらい辛い坂。

七曲り過ぎても14%の斜度が普通に続いて大変でした。

バードラインを登ったピークがこの大座法師池でした。

すこし進むと雄大な戸隠からの山容が眺められました。
きつい登りが続いてペースが上がらず、戸隠の集落を下ってきてまだ30km手前なのに、11時過ぎ。

ちょうど道の駅?があり、早めの昼食としてしまいました。
そば処 鬼無里 といいつつそば屋だけではなく土産売りもありました。
人気メニューとあったざるそばかき揚げセット。山菜かき揚げは結構良かったです。
30分ほど休憩し、白馬を目指して再出発。

ちなみにこのあたりは道が狭くて荒れている。

道路の陥没も多く、ロードバイクに不向きな所かと感じさせるくらい適当な舗装の質でした。

国道406号の途中通行止め箇所。幸い迂回ルートで事なきを得ました。
時折、舗装が剥がれてダート化している所もあり、せっかく信州の人里離れて自分の身体だけを意識できる空間も、路面の調子が悪ければつまらない体験になってしまいます。

そんな文句を心で垂らしながら、R406をひた進み白馬へ。

さて、トンネルの向こう側にいよいよ見えてくる瞬間が楽しい。

白馬山麓一望が素晴らしかったです。
このルートは本当に突如として絶景が現れるのでなかなか感動ものです。

いろいろ写真を撮って、あとは下り。
下りの道もこんな風に荒れ模様。
一気に下って白馬村麓でしたが、時間が押しておりスルー。

さらに強行軍で、松本まで向かいます。

ここからは下り基調で追い風傾向。

快調に飛ばすと思えば、結構気温が高くなって辛い面もありました。

120km走って松本城。16時過ぎ。

塩尻峠ピーク。国道20号線はとにかく交通量が多かった。
塩尻を過ぎて、諏訪湖手前の岡谷で予約していたビジネスホテルに一泊。

泊まったホテルの部屋。思ったより広かった。

ということで3日目スタートします。
ツーリング最終日は岡谷から静岡県新富士駅まで。



ルートは小淵沢を抜ければあとはほぼ下り基調。

快適に進めるはず・・でした。

まあ、3日連続で疲労も溜まれば、ここらでボーナスステージ感覚のルートを。だったのですが、そう簡単な道は無いということで、3日目も苦労して走ることになりました。

諏訪湖を一望して。

小淵沢へ向かう道を振り返って、北アルプスが名残惜しい。
前半は期待通りの快適な道。

朝のせいか交通量も少なく、アップダウンも辛くなく通過できました。

ハイペースで70kmほどノンストップで下って、韮崎を過ぎてコンビニ補給。
釜無川を渡る。富士山もうっすらと眺められました。
ここから先が国道52号沿いとなるが、ここが難所でした。

道路的には一般的な幹線道路といった風ですが、連休の影響か交通量がすごく多い。

ほぼ対向車線は渋滞、そこを後ろからトラックダンプが追い抜こうと寄ってくる。

かなりの精神的疲労を受けました。

そんな事で90kmほどで再度コンビニ休憩。

アイスでも食べつつ精神的保養。

それから、少し進んで、ルート予定にない身延山に寄って行きました。

ちなみに山なんで、8〜10%の坂をえっちら登って到着しました。
身延山久遠寺。別に宗教宗派に興味なく寄りました。

久遠寺本堂。読経が活発に行われていました。

かなり下ってきて久遠寺の山門。
久遠寺を下ってからは、ルートを富士川挟んでR52から対岸のK10のコース。

割と南側からローディーが走ってきていました。

なので快適な道かといえば、なぜか南からの向かい風。

気温が高いが風もあって、気がつけば脱水症状的な寒気と意識の混濁を感じてなんとか携帯していた電解質パウダーを舐め、コンビニで水分補給。

この辺りの道の舗装もあまり良いともいえず、あまり良い記憶が無い。

とはいえ、なんとか走りきって富士市に入り、富士川橋。
国道1号迂回路の富士川橋。チャリダーも居ました。
 上の写真で写っている荷物積載の自転車。
海外のアジア人が乗っていましたが、C59ってペイントされていたのをちらっと見てしまった・・・あれは幻だったのか・・。

残念ながら富士山は雲に隠れていました。
富士市ではそのまま駅には向かわず、ちょっと試してみたい和菓子店に寄ってきました。

南岳堂さんです。
南岳堂に「トリパン」というクッキー?があるという事を東海道線の旅行ガイドで読み、鳥好きの間で有名なとある漫画のタイトルと同じなので、ちょっと食してみようという気がありました。

ついでなので、連休の帰省での土産としてジャーマンパウンドケーキとトリパンを買いました。
(あ〜画像は忘れました)
連休中に実家で食べましたが、どちらも素朴で今時のコンビニスイーツとは違った感覚ですが、これも一つのテイストかと。

土産は持参のサコッシュに入れて新富士駅へ。

ここで旅の終着です。
輪行袋に自転車を収納し、列車待ちの時間にビール一本超美味い。

3日とも天気が良く、北陸信州から駿府駿河まで南下すればさすがに気温が高く、長袖ジャージ一枚が暑く、体が乾き切っていました。

まあ、何事もなく3日間で550km走りきり、景勝絶景も堪能する事ができたので満足したツーリングでした。

長距離を走った代償として、やはり座面の痛みや手のひらには豆ができたりと、大変なところはありますが、自分の脚力のみで日本を長駆できるのはロードバイクツーリングの醍醐味かと。

いつまで体力と機会が続くんだろうな〜。あまりやりすぎでは駄目って気もするしな〜。

でも来年も同じようなロングツーリングを考えると思います。

全編読んでくださった方ありがとうございました。

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