せっかくなんで、絶景を撮るべくPentax K-rも繰り出しました。
ルートは単にスカイラインを往復するのではなく、野麦峠から大回りし
高山市側から乗鞍へ登るキツいコースをあえて選択。
「野麦峠〜乗鞍スカイライン 周回コース」 |
乗鞍頂上、畳平で落ち合う話という、本当に出来るか分からない無茶な予定で強行。
スタートは野麦峠スキー場。
夏のスキー場など誰もおりませんね。 |
帰ってきたとき登れるか心配になります。
もし、停められるのであれば、ふもとの駐車スペースを見つけた方が良いかもしれません。
自分の家を朝5:30に出て、駐車場へ着いたのが7時40分。
もう30分ほど早く出発したかったけど・・・。
早起きはキツいっす。
ということで、8時にスタート。
13:30に畳平に辿り着けるか?厳しい予定。
野麦峠通過、証拠に撮ってみただけ。 |
下り基調で飛ばして10時に55km地点の「ひだ朝日村」に到着。
ここまでは順調なのだが、ここから先の上り下りにどれだけかかるか?
美女高原から飛騨農園街道へ |
広域農道入って直ぐ近くにあった謎な神社 |
奥に見える山は、右が位山で、左が船山。スキー場も見えます。 |
標高も1000m近いので景色も良いです。 |
下って来た先の「岩滝トンネル」 |
あと2時間30分で37km、標高差2000mは登れないな〜と割り切ってしまう。
ちょうど自分と合流する人達もスタート遅れたようで、なんとかなるの気分で乗鞍へ向かう。
丹生川村からほうのき平までは、追い風が効いて登りが快調に進んでゆく。
しかし斜度がキツくなって来ると、もう踏めなくなってしまう。
高山市側から見る乗鞍は雲で見えず、登り途中は雲の中だから、ちょっとは降られるのではと思っていた。
で、厳しい斜度の平湯峠に来てみれば、完全に雨。ざざ降り。
ホイールはいつものNeutron ultraでカセットも12-29T。
今回は先々週のように無理して踏んで両足痙攣なんてことがならないように、早いうちから29Tを使って温存作戦。
でも、こういう作戦は心理的に守りになるので、「ここまで頑張ろう」というようなモチベーションが保てず、集中力も切れ切れ。
岐阜県側からの乗鞍スカイラインの登り始めは、濃霧で視界10mほど、時折強く降る雨が冷たく、登りで身体を動かしてなければ凍えるレベル。
ときおり、というか結構頻繁に向かい側からローディ団体が下って来る。
中には女性もいて、多分午前中乗鞍登って帰ってきたんだろうと察しつつ、挨拶を返す余裕はなし。
他にも、カーボンディープで雨の乗鞍を下って来る人がいたが、ご苦労様としか言い様がない。
そんな悪条件のなか、ノロノロと29Tで登ってゆく訳だが、この先の乗鞍岳は雲上の世界。
こんな雨天でも登れば少なくとも雨は降られないのでは?という一抹の望みを賭けて進んでゆきました。
そしてスタートから110km走行、標高2500mを過ぎたあたりから道路が乾き、雲の間を抜けてきました。
正面に畳平。あと少しの所。 |
高高度の景観に圧倒されました。 |
苦労して登って来てからの視界が開ける感じは言葉では言い表せないです。
とりあえず、自分で選んだ苦労でもあり、感じた苦しみなどは不条理でも何でも無いのだが、ここに来て良かったと思えました。
記念写真 |
撮るぜぇ、超撮るぜぇ〜とばかりにカメラを使いました。
空の青さが眩しい。 |
壁際にローディがちらほら。 |
コントラストがキツいですが、山の景色ですね。 |
後発の合流する予定だった方々は、同じ程度に遅れて、丁度よいタイミングで合流。
聞けば松本市側からの登りはずっと晴れていたそうで、景色も良く休み休みで登って来たそうで、ちょっと天候の違いには僅かの不条理を感じてしまったり。
僅かながらも水をたたえる鶴ヶ池 |
畳平でも、日差しがあれば暖かく、自分は特に濡れた身体で冷えずに助かりました。
しかし、陰れば寒いし、ここで何をする訳でもなく、撮影に満足して松本側へ下山します。
下りでは本当に見晴らしが良く、ここでも撮るぜぇ〜な状態。
ありきたりの写真ではなく。 |
大パノラマです。 |
つづら折りもよく見えます。 |
ガクガクブルブル。
雪渓を臨んで撮る。 |
来週は大会「マウンテンサイクリング乗鞍」なので、結構人が居たようですが、自分たちが下山する3時頃から登る様な強者は一人か二人くらい。
乗鞍林道への分岐となる観光センターバス停に着いたのが午後4時ほど。
ここで終わり・・ではなくて、まだあと30kmほど上り下り上りがあります。
林道の10km下りなどは割とテクニカルなんですが、乗鞍を越えて最早放心状態でした。
何か頑張らないと辿り着けないとかいう気負いもなく、淡々と登ってスタート地点の野麦峠スキー場に帰ってきました。
時間は午後6時前、それなりに明るいうちに帰って来れて幸いでした。
合流した人も到着して、まったり片付けし、野麦を後にしました。
今回の走行:164km
ave:21.5km/h
獲得標高:上り4206m
で、健脚の証明には良いルートだと思います。
でもごく一部の人にしか認められませんが・・。普通に一般には理解されないルート。
自分としては自転車的にもカメラ的にも満足した行程でした。
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